KDAN 公式ブログ

KdanはシリーズBラウンドで資金調達実施|韓国、米国、日本の投資家から約17億円を調達

Kdan Mobile

 

Kdanは、Dattoz Partners(韓国)、WI Harper Group(米国)、Taiwania Capital(台湾)、そして三菱UFJキャピタル株式会社と創新工業技術移転股份有限公司(ITIC)が共同で運営するGolden Asia Fund II,L.P.(日本)という4つのグローバル投資家の間で、合計1600万米ドル(約17億円)のシリーズBに置ける資金調達を実施いたします。Kdanはチームを成長させ、企業がより効率的に作業し続けて行けるよう、大規模な計画をしています。 また、シリーズAの資金調達を完了してから3年間で達成した進歩を振り返る時期でもあります。資金調達実施に伴う今後の計画についてご紹介します。

モバイルワーカーの利便性の向上のためのサービス開発と適用、コミュニティの強化

まず、調達した資金は、モバイルワーカーの利便性の向上のためのサービス開発と適用、コミュニティの強化へ活用します。弊社サービスの機能を拡充することで利用者の利便性の向上を図ります。

Document AIによる、ハードではなくスマートな作業

私たちのエンジニアリングチームが取り組んできた重要な分野の1つは、人工知能(AI)の世界です。 人工知能は、ビジネスやテクノロジーに関連するほぼすべての会話で登場しているように思えるほど流行語となっていまが、一体どんなものなのでしょうか。

人工知能は、機械を使用し、パターンを人間よりも迅速、且つ効果的に認識するという作業を、(過度とも言えるほど)単純化することができます。これにより、より一層モバイルワーカーが、瞬時に処理される膨大なデータに基づいて迅速な意思決定を行うことが可能になるのです。

当社のドキュメントAIソリューションは、非構造化コンテンツの莫大なソースから、重要な情報を抽出・要約し、現代の専門家がより短い時間でビジネスにおけるより良い意思決定を行えるようにしています。

拠点の拡大によるコミュニティの成長

前述した新しい投資家のリストから、アジアと米国の両方において多くのつながりを築くことに注力していることに気づいた方もいるのではないでしょうか。我々は、世界中のビジネスプロフェッショナルやクリエイティブな人々が、当社の様々なツールやサービスを紹介することで、外出中にできる限りベストなコンテンツ制作を行えるよう支援することに着実にコミットし続けていきます。

新しい投資家からの継続的なサポートのおかげで、新しいオーディエンスに多くのソリューションを紹介し続け、ユーザーのコミュニティを成長させることを期待しております。

クラウドベースのソリューションによる継続的な水準の引き上げ

DottedSignやDocument365とCreativity365を構成するサービスなどのような現状のクラウドベースのソリューションを誇りに思っている一方で、我々が各ソリューションの機能を強化するための新しい方法を考え出すことを継続していきます。

我々は、個人と企業の両方が生産性を向上させ、創造性を解き放つ手助けをしたいと考えています。 Kdanチームを成長させ続ける計画については前述しました。モバイルワーカーのサポートを行うというビジョンを達成するため、常に新しい機能開発を行っていきます。

シリーズAからシリーズBへ

2018年のシリーズAの資金調達を行ってからシリーズBの資金調達まで、我々は大きく成長を遂げました。それは、チーム・ソリューション・そしてもちろんその過程でサポートしてくれるユーザーの数という両方の点においての成長です。シリーズAから現在に至るまでに到達したいくつかのマイルストーンを改めてご紹介します。

Kdanコミュニティの成長

我々は、シリーズBで調達した資金を利用して、将来の世界中のメンバーが我々のソリューションを活用できるようにするという高い野望を抱いています。シリーズAの資金調達を行って以来、我々のコミュニティは以下の通り成長を遂げました。

    • 1,000万人以上の顧客基盤を形成
    • 年間12億を超えるドキュメントを処理
    • 2億を超えた合計ダウンロード数

電子サイン「DottedSign」のリリース

誰も将来を予測することはできませんが、リモート、そしてハイブリッド雇用への傾向が同様に続いていかないことは既にわかってきています。新型コロナウイルスのパンデミックについても、企業が運用を維持するためのリモート署名の必要性についても予期していませんでした。

2019年10月のDottedSignの導入は、ドキュメントテクノロジーにおいて非常に貴重な拡張であることを証明されました。 現在30万人以上の会員が利用している当社の電子署名サービスは、一部の国で現在も有効な在宅勤務が義務付けられているにもかかわらず、契約ワークフローを継続できるようにすることで、企業が正常に見えるようにするのに役立っています。

DottedSignは、Digital Trendsによる「iOSおよびAndroid向けの最良デジタル署名アプリ」に含まれるなど、リリース以来、公認のシェアを獲得しつつあります。

より大規模なクライアントがソリューションを活用する為の支援

我々は、自社のソリューションが個人や中小企業だけに適しているわけではないこともわかってきました。我々のチームは、一工夫を加えた当社のドキュメントテクノロジーの必要性を感じた多くの大規模組織と協力しています。

彼らは、既存のテクノロジースタックにシームレスに収まるような特別な改革を行いたかったのです。そのことを念頭に置いて、PDF SDK(ソフトウェア開発キット)、PDF Converter SDK、およびDottedSign API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)の開発にエンジニアリングチームは着力しました。これらのソリューションはどちらも、大企業の社内開発者が独自のニーズを満たすソリューションを作成することを可能にします。

Kdanファミリーの成長

ケニー&Kdanマネージャー
ケニー&Kdanマネージャー

弊社サービスの利用者の拡大や、市場に投入した新しいソリューションを振り返ると、ワクワクします。これらはすべて、台湾、日本、中国、米国のオフィス全体で200人を超える強力な同僚に成長したチームの揺るぎないサポートのおかげです。Kdanファミリーは常に拡大しています。

Kdanの新たなステップは?

Kdanのこれまでや、これから来る新たなステップについて、継続的に確認するには、我々のLinkedInのフォローをお勧めします。LinkedInでは、他の役立つコンテンツと共に、会社のニュースを定期的に共有しています。 また、当社のWebサイトでも最新のニュースやイベントを配信しています。是非チェックしてみてください。また、今回の資金調達における各所のコメントをご紹介いたします。

Kdan Mobile Software Ltd 代表取締役社長 ケニー・スー(Kenny Su)
Kdan Mobile Software Ltd 代表取締役社長 ケニー・スー(Kenny Su)

■ Kdan Mobile Software Ltd 代表取締役社長 ケニー・スー(Kenny Su)のコメント

「我々は、勤務地が会社とリモート環境に二分される、未来の“ハイブリッドワークフォース”のためのソリューションを構築することに注力しています。インスピレーションはどこでも起こるものであり、リモート化が促進される中であらゆる環境においてモバイルデバイスやPCを活用して仕事をすることが可能となりました。我々はリモート環境とオフィスの仕事をシームレスにすることが今後の世界で必要とされることであり、我々のソリューションはその課題を解決できるものと考えています。今回の資金調達は、今後のソリューションの機能拡大、戦略の検証、ソリューションの普及において重要なものとなります。」

■ Golden Asia Fund II,L.P.のコメント

「我々、Golden Asia Fund II,L.P.は、幅広い産業分野のさまざまな成長ステージにあるベンチャー企業に対して支援を行うことで、日台の架け橋となることを目指しています。コロナ禍により、世界中でも、日本でも半ば強制的に移行が進んだリモートワーク・テレワークは、今後アフターコロナと呼ばれる世の中にたどり着いたとしても、引き続き定着が進むでしょう。台湾からはじまり、世界を相手にさまざまなサービスを提供しているKdan Mobileは、これまで驚くべき速度の事業展開を進めることで世界中のユーザーを獲得してきました。この度本格的に参入する日本市場においても、モバイルを中心に加速しているあらゆるビジネスを加速度的にグロースさせるサービスを提供していくことを期待し、特にB to B市場のビジネスの拡大を支援し、出資の判断をさせていただきました。」

Dattoz Partnersのコメント

「私たちは今後アフターコロナの時代において、リモートとオンサイトの両方で働くハイブリッド・ワークフォースを強化するソフトウェアやソリューションの市場が非常に大きくなると見ています。その中で、Kdanの高性能な製品とチーム力により、米国やアジア市場を含む世界的な市場において、Kdanは強い勢いで成長していくと見込んでいます。弊社のCEOであるYeon Su Kim(キム・ヨンス)は、Kdan初のGlobal Investment Officerとして取締役会に参加いたします。Kdanの業績は市場の未来のの方向性を示していると考えており、その一翼を担えることに大変嬉しく感じております。」

その他、この記事の関連情報

Kdanの提供サービスについて

電子サインソリューション「DottedSign」(https://www.dottedsign.com/ja

DottedSignはモバイルUI/UXに特化した電子サインアプリ/ワークフロー管理ツールです。モバイルでもPCでも電子契約を締結することが可能となりますので、例えば出張先からスマホで契約業務を行うことができます。

 

ドキュメント管理ソリューション「Document 365」

Document 365は、PDFの閲覧と作成、編集、共有をスマホでも、タブレットでも、パソコンでも行うことができる信頼性の高い包括的なドキュメントソリューションを個人と企業向けに提供します。

 

クリエイティブ制作ソリューション「Creativity 365」

Creativity 365とは、世界中で600を超える大学と400万人に利用される動画編集アプリ「Write-on Video」やアニメーション制作アプリ「Animation Desk」、ノート制作アプリの「NoteLedge」を含む、クリエイティブ制作アプリです。

Kdanについて

Kdan Mobile Software Ltd.は台湾発のSaaS企業で、全世界2億人のユーザーにご利用頂く電子サインアプリ、ドキュメント管理アプリ、クリエイティブ制作アプリを提供している企業です。リモートワークに移行する企業活動の効率化を最大限支援いたします。

https://www.kdan.com/ja/

 

資金調達の引受先について

    • Dattoz Partners(韓国)

テック企業を中心に投資を行う韓国のベンチャーキャピタル。

http://dattoz.co/

 

    • WI Harper Group(米国)

1993年の設立以来中国やアジア地域への投資を行っているクロスボーダーベンチャーキャピタル。

 https://wiharper.com/ 

 

    • Taiwania Capital(台湾)

2017年に設立された台湾のクロスボーダーベンチャーキャピタル。

https://www.taiwaniacapital.com/

 

    • Golden Asia Fund II,L.P.

日本のベンチャーキャピタルである三菱UFJキャピタル株式会社と台湾のベンチャーキャピタルである創新工業技術移転股份有限公司(ITIC)が共同で運営するファンド。

https://www.mucap.co.jp/english/feature/fund/nittai/ 

 

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